自選詩 2013.9.16

あらゆる場所で あらゆる時に

私が生きていたことにより

君から多くを奪った罪がある

償うことなどできやしないが

せめて唯一 できることは

私が懸命に生きている

その姿を どうあれ 見せること

遠くから 小さくて 見づらくても

私が 貴方を 思っていること

 

断ち切れない 過去のつながりは

悔いに満ちていようとも

決して 呪いの類ではなく

確かな 絆

鮮やかな 生きた 連鎖

今の 己の 証明

そのことに 畏怖を持ち

ただただ 感謝するしかない

あの時 貴方がいたから

今の私が いることを・・・

 

孤独と恐怖に付きまとわれ

愛と希望が失われた世界でも

時空を越えたその先に

君と繋がる人がいる

幸か不幸か

君は 一人じゃないわけで